2008年10月アーカイブ
昭和を思い出すデザインの箒です。昭和30年代,うちに掃除機はありませんでした。掃除は,まずハタキをかけて,ほうきでチリを掃き,その後固く絞った雑巾で畳を拭くことでした。
箒の素材は竹・しゅろ・パーム・草などがありますが,草というのはホウキモロコシのことで,江戸末期からシュロに代わって座敷箒として使われています。
昭和30年代,掃除機といえば,日本テレビのプロレス中継で,リングを掃除していたのが三菱の「風神」です。生コマーシャルの極地でしたね。
昭和のはじめから手芸用品企業としてのトップブランドであるクロバーの布切りはさみです。いいデザインです。じっと見ていて飽きないのは私だけでしょうか。
社名の「クロバー」は白詰草のことです。海外の会社は「CLOVER」となっています。クロバー株式会社の創業は大正14年。岡田敏雄さんが「岡田慶七商店」として設立しました。
子どもの頃に家にあったのもクロバーのはさみでした。小学校で使うはさみとは比べ物にならない存在感が漂っていました。
昭和30年代,子供たちにはメンコが大人気でした。あの頃のメンコはB4位の大きさの紙に20枚程が印刷されていて,それを一枚ずつに切ってから使いました。土佐ではメンコのことを「パン」と言いました。その「パン」を切るのに使ったのがこのはさみです。鉄腕アトム,鉄人28号,月光仮面,赤胴鈴の介・・・道路に一斗缶を置き,その上に板を乗せて,遊び呆けた夕暮れ時。
ブラザーミシンです。見たところ,昭和30年代だと思います。レトロなデザインと黒い色が歴史の重みを感じさせます。
小学校の頃,ミシンは不思議な機械でした。だから,その仕組みを知りたかった。特に下糸の仕組みが不可解で,ボビンを外したり入れたり。しかし,小学生の私にはミシンの全容は分かりませんでした。小さな手に乗せたボビンとそのケース。その質感と重さに謎は深まるばかりでした。




