乗り物の最近のブログ記事

これでいいのだ

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昭和の自転車のワンショット。自転車のデザインも木の塀も昭和です。

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忌野清志郎も自転車乗りでした。結成したバンド、RCサクセションの「僕の好きな先生」が登場したのは昭和45年。まだわたしは中学生でしたが、どこへ行くにも自転車だった。20kmほど離れた友達の家へも自転車で行った。冬の日も夏の日も。

 RCサクセションの「サマータイムブルース」
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 日本国内の電力の3割が原発でまかなわれているという。全世帯が3割の節約をすれば原発の需要はゼロになるということかしらね。それならできますね。そして、自転車を活用しましょう。4車線道路は2車線を自転車と小型バイク専用の道路にしましょう。二酸化炭素排出量は減ります。自動車の車線は大変に混雑します。それが嫌で、自転車に乗り換える人がさらに増えます。ヒートアイランドも緩和されます。すると夏のエアコンの需要も減ります。自転車に乗っている人は健康になりますから医療費も削減されます。遠くのショッピングセンターよりも近くの商店街で買い物をしたくなります。シャッター通りのシャッターが一軒そして一軒と開いていきます。商店街の買い物には会話が必要です。人の心がふれあいます。そうなれば、テレビで天才バカボンが復活するでしょう。「これでいいのだ」と。

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HONDA CB1100

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昭和の写真ではありません。でも昭和のCB400のデザインに似ていると思いませんか。空冷4気筒。一本出しののマフラーです。今年発売されたCB1100の壁紙の一部を切り取りました。

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今日BSの録画していたものを見ていたら、このバイクに出会いました。1100ccなのに最高出力が88PSしかない。しかしトルクは92N・mもある。もう設計者の意図が分かります。価格も100万円以下。(ちなみに昭和51年のCB400は100万円を軽く越えます)さすがに細部にコストダウンの悲しい跡が見受けられますが、バイク乗りは自分で部品を交換します。私はいつかこのバイクに乗ることに決めました。

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梅雨明けの連休に、昭和の車雑誌を開いてみる。ジウジアーロデザインの「いすゞ117クーペ」の写真を見て涙が出てしまう。

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昨今の車は、私には車種の判別がつきにくい。デザインよりも経費を重視しているのが明らかに分かる。そして、興味が無くなる。街を歩いていて、目を引く国産車など一台もないのである。メーカーは勘違いをしているのではないだろうか。車の価格を安くすれば売れるのだと。費用をかけて、細部を丹念に作り、全体としてすばらしいデザインを築き上げたものなら、大人は買うのではないだろうかと思う。デザインをないがしろにして、安いものを作るから、どうせならもっと安いものをと消費者は思ってしまう。そして、デザイナーもデフレの厚い壁に俯いてしまうのではないだろうか。

「いすゞ117クーペ (PA90型) 」昭和34年式
全長   4280mm
全幅   1600mm
全高   1320mm
車両重量   1050kg
最高速度   190km/h
エンジン形式   G161W型
水冷直列4気筒DOHC1584cc
最高出力   120ps/6400rpm
最大トルク   14.5kg-m/5500rpm

当時の117クーペのボディは、大まかなラインだけを機械で作り、あとは手作業で作り上げた。ハンドメイド117なのである。

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昭和の雰囲気が次第に薄れつつある高知大丸の近くの小道を歩いていて発見した富士重工のラビット。生き物を感じるデザインです。

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今でも使用されているのでしょう。自作されたハンドルカバーがワイルドです。未だに注連縄が付いています。と思えば、スタンドの下に小さな木片。大事にされているのがよく分かります。素敵です。

秋の夕暮れ

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パナマのスカーレット号という船が造船所に入っていた。その名前から「風と共に去りぬ」を思い出す。修理をしているらしい。昭和の頃、祖父は鑿を使って木を細工し、船を造って池に浮かべた。この船に乗せてもらえばどこへ行けるのだろう。やはりパナマなのかな。私は昭和に連れて行って欲しい。すべてが美しく見えたあの頃の・・。

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昭和らしいデザイン。中山太陽堂のクラブ号です。実はこれ、ポストカードです。昭和30年代でしょうか。緑のフレームがきれいな自転車です。

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クラブ号は現(株)クラブコスメチックス、当時の(株)中山太陽堂の金属部が製造した自転車でした。中山太陽堂は大阪市浪速区の会社で、もともとは化粧品メーカー。明治36年に創業。現在もクラブコスメのホームページがあります。

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750ライダー

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昭和50年から週刊少年チャンピオンに連載された「750ライダー」。CB750FOURのデザインが今もって古びない。

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写真は後に文庫本で再版されたもの。主役の早川光や委員長の久美子、順平や喫茶店ピットインのマスター。登場人物が懐かしい。あの頃のナナハンは憧れでした。しかし、今、CB750FourのK0にまたがると車高が高くて、立ちゴケの危険を感じてしまいます。それでも、その堂々とした体躯と、色あせないデザインには惹かれてしまうのです。

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昭和の自転車のデザインに愛情を感じる原因の一つにエンブレムがある。
駐輪場でラレーの自転車を発見。自分のラレー以外を見たことがなかったので、携帯のカメラで撮影しました。ラレーのエンブレムも好きです。英国らしいこだわりがあります。写真に見えている範囲で4つのエンブレムがあります。    

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 Frank Bowdenがノッテンガム・ラレーストリートにあった自転車屋を買い取り、Raleigh Bicycle Companyを作ったのが、1887年。明治19年のことです。Frank Bowdenは香港で事業をしていたが激務のために体調を崩し、イギリスに帰国、医者に勧められたのが自転車だった。この自転車のおかげでFrank Bowdenは体調を回復させる。それが自転車産業に参加するきっかけになったのです。

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昭和40年代初め、自転車の横に、そうバイクのサイドバッグの位置に、折りたたみができるかごをつけるのが流行りました。当時の物をつけている自転車を発見しました。「Sports」の文字が昭和らしいレトロなデザインと言えなくもないでしょうかね。。

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懐かしいです。このかごを広げるとちょうど学生鞄が入る大きさになります。学校の帰りに友達と二人乗りをするときには、このかごをたたみ、後ろに乗った方が鞄を二つ持つのです。

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スズキ・ラパン

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スズキにLapinという車があるのは知っていたけれど、フランス語で「うさぎ」という意味で、フロントのエンブレムにうさぎがいるとは知らなかったのです。昭和のデザインとは思わないけれど、思わず携帯のカメラで撮ってしまった。

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スズキといえばセルボが印象深いですね。水冷2スト3気筒、なんとRRでした。あのジウジアーロのデザインをベースとして登場したフロンテクーペの後継車。軽の新規格550ccで、とてもスポーティーに走ったことを覚えています。Wikipediaに写真があります。

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三星自転車

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昭和30年代なのか40年代なのか,判然としませんが,三星自転車のエンブレムです。昭和らしいデザインに自転車を作る誇りが見えます。

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いったいいつのころに「三星自転車」という名前を憶えたのか,考えながらネットで検索するけれど,詳しいことが分かりません。うーむ・・・。

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スバル・360

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前を走る車の後部デザイン。昭和らしいデザインです。これ,なんだろうと,思わず携帯電話のカメラで撮影してしまいました。

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ネットで調べると,1999年に発売されたスバルの「PLEO NESTA」です。カタログをお借りしました。

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スバルといえば,スバル・360です。正式に発表されたのが昭和33年3月3日だそうです。

私も乗ったことがあります。あの頃,車にエアコンなんてついていませんでした。私の乗ったスバルは8トラックのカセットがついていました。

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昭和42年のブルーバードの広告写真。今見ても違和感のないデザインです。

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このブルーバードは3代目の510型だと思います。デザイン的にはこの前の410型のセダンが人気があったと思います。昭和40年代,日産のブルーバードとトヨタのコロナが販売競争をしていました。でも,若者には断然ブルーバードの支持が高かったように記憶しています。と言っても私が普通車の免許を取るのは昭和50年になってからなので,あくまで中古車市場での記憶なのですが,"「だんぜんブルーバード」という声が高まるばかりです。"というコピーも頷けてしまうのです。

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昭和30年代のツバメ自転車のベルだと思います。レトロなデザインです。眺めていて飽きません。素敵です。

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ツバメ自転車を制作していたのは新家(アラヤ)工業だと思います。アラヤと言えば,自転車の部品メーカーとしては知る人ぞ知る老舗です。今でも競輪用の自転車のリムを作っていますし,私の大好きなイギリスのラレーの部品もアラヤが作っています。私はアラヤが大好きなのです。

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昭和の名車はHONDAのスーパーカブ。これはリトルカブの玩具です。どうにもかわいいデザインなので,思わず買ってしまいました。

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あのころ,私はプラモデルを最後まで作り上げることができない子どもでした。プラモデルはバリを綺麗に取り除いて部品を綺麗にするところから始まると思うのですが,私はその作業が面倒で,引きちぎった部品をただセメダインでペタペタと貼り付けていきました。そうすると,途中でうまく収まらない部品が出てきてしまいます。そこで私は挫折してしまいました。もう,いいや,と。

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昭和の自転車のエンブレム。小さなエンブレムに重いデザイン。大日本機械工業のものと思われる。

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自転車が日本に現れた次期については諸説あるけれど,国産第一号が制作されたのは明治23年。第二次世界大戦後の高度経済成長期には自転車の輸出は世界第一位になったこともある。昭和30年代には,まだ舗装道路は大きな通りに限定されていて,家の近所の道は,雨の日にはぬかるみ,風の日には大きな埃を巻き上げた。道に釘が落ちていることは当たり前で,自転車はよくパンクしたし,拾ってきた五寸釘で「釘立」なる遊びをしたことも記憶に残っている。

今や,日本の道はアスファルトで覆い尽くされ,気温の上昇,都市での突発的な洪水の原因となるまでに至っている。町と村の時間的距離は縮小されたが,そのことによって人々の生活時間にゆとりは生まれず,却って人々は忙しく時間に追われる羽目に陥っている。文明とは人間を豊かにするものではなかったのかな・・。

日曜日に市場へ出かけ 糸と麻を買ってきた テュラテュラ・・・・
月曜日にお風呂をたいて 火曜日はお風呂に入り テュラテュラ・・・・
水曜日にともだちがきて 木曜日は送っていった テュラテュラ・・・・
金曜日は糸巻きもせず 土曜日はおしゃべりばかり テュラテュラ・・・・
ともだちよこれが私の一週間の仕事です テュラテュラ・・・・

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自転車の荷台

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昭和20年代でしょうか,30年代でしょうか。清水自轉車製作所の荷台に付いているロゴです。

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あの頃,私は病弱な子どもでした。それでも,毎朝父親の運転する自転車の荷台に跨がって,幼稚園に通いました。父親の出勤時間に合わせるものですから,ほかの園児はまだ誰も来ていません。朝陽の当たる独りぼっちの教室で,出席ノートに桜のシールを貼り,日だまりを眺めていた冬の日。

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トヨペットコロナ1500DX。昭和39年です。素晴らしいデザインだと思います。見ていて飽きません。コラム3速ミッションもたまりません。 

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それにしても,昭和の時代の車のデザインはどれも個性があり素敵でした。今は,どの国産車も似たようなデザインに成り下がっていませんか?不思議に思うのは,昭和のデザインのボディに今のエンジンを積んでメーカーが売り出せばきっと反響があるだろうに,ということ。

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昭和60年頃のバイクです。去年まで乗っていました。デザインには色々と好みがあるのでしょうが,スリムなバイクで,当時のアメリカン750ccの中では一番の加速を持っていたのではないでしょうか。

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古いバイクは何故か味のあるものが多いです。デザインにもエンジンにも個性があります。個性のあるものには愛情が注ぎやすいのです。

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何となく昭和を思い出すレトロな色使いのカプセルです。

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ベンリィに乗って裏道を走っていると,いきなり対向車が道の右側(つまり私の正面)を走ってきて,転倒しながら避けたのですが,右足は車とベンリィに挟まれて,ダメージを受けました。で,お医者でもらったカプセルです。右足のふくらはぎは大きく腫れてなかなか歩けません。

ホンダのウィングロゴ。いつもベンリィのロゴデザインを見慣れているのに,気付かなかったスーパーカブのロゴ。

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ベンリィのタンクに付いているロゴとは少しデザインが違います。

お正月にお節を食べていると,表でカブの音が聞こえ,急いで出て行くとたくさんの年賀状が届いていた昭和。暖を取るのは炬燵と火鉢でした。でも家でごろごろなんてしていませんでしたね。たこ揚げやコマ回しに夢中になったあの頃です。

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昭和の自転車の風切り。「ビクター號」がレトロなデザインです。

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「昭和自転車」さんが風切りの記事を書かれていたので,うちにある風切りを探してみました。昭和の自転車はほんとに色々な部分にモノづくりの息吹を感じます。昨今のように使い捨ての感覚ではなく,一家に一台,一生ものの思いです。

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昭和の自転車のエンブレムです。少しレトロなデザインを眺め続ける秋の夕暮れです。

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このエンブレムの詳細は全くわかりません。愛知県に英比という地名があることだけはわかったのですが,その先はさっぱりわかりません。昭和20年代には,各地方に自転車を製造しているところがありました。その中の一つかもしれません。昭和の自転車は素敵です。

昭和のエンジン

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メグロの単気筒(だと思います)。昭和レトロなデザインです。ビンテージです。メグロは後にカワサキに吸収されますが,そのエンジンはW1へと引き継がれていくことになります。昭和のバイクには味があります。エンジンもそれぞれにいい意味の癖があり,持ち主でないとエンジンをかけることができないこともありました。

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昭和の自転車。八百屋さんが使っていたものだそうです。実用から発生したデザインに力強さを感じてしまいます。かっちょええです。Yahoo Auctionで見て驚きました。ありましたよ。こういう自転車。前ブレーキはないそうです。そこが余計にかっこよく見えてしまいますね。

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昭和の仕事

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昭和の自転車のベルです。レトロなデザインである上に,恐ろしいばかりの仕事です。昭和のモノは本当に手が込んでいます。何でもないところに凄いデザインがあり,人のぬくもりみたいなものを感じてしまいます。

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「昭和自転車」さんの画像をお借りしました。

幼い頃,父親の自転車のベルの蓋を外してベルを鳴らし,中のクラッパーが動く様子を一生懸命に観察しました。自転車のそばには鎖に繋がれた「チコ」がいて,不思議そうな顔をして私を見ていました。

昭和のブログを書いていますが,懐古趣味はないです。懐かしさで自分を癒す企ても持ち合わせていません。ただ,私はあの頃に帰ろうと,それだけを思っています。
いすゞジェミニ。これは昭和58年式。いすゞの自動車は,当時の他のメーカーのものとは少し違ったデザインをしていました。発売当初は「ベレット・ジェミニ」と呼んでいたような気がします。

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私が初めて買った普通乗用車がジェミニでした。もちろん中古車です。たしか,私のは1600ccのマニュアル車。あの頃,ジェミニのディーゼル車も魅力でした。

昭和40年代から,いすゞの自動車はどれも素敵なデザインをしていました。ジウジアーロが手がけたデザインのものがあるはずですが,それが何代目のジェミニなのか判然としません。写真のものは私が買ったジェミニより何年か新しいものですね。1800ccのオートマチックです。写真を見ていると,今でも欲しくなります。

HONDA CB450K1

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久しぶりすごい車輌を見ました。CB450K1。世の人は昭和レトロというかも知れないけれど,私にとってはポップで最先端のデザインにしか見えない。マフラーをはじめ,色々なパーツが再メッキされています。うっとりします。CD125Tのお兄さんといった感じです。

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K1は昭和43年生まれ。昭和40年発売のK0は世界各国の白バイとしても採用された名車。空冷4サイクル2気筒直立並列。お金を貯めてこの車輌を買いたいけれど,貯まった頃には売れているでしょうね・・。当時の価格268,000円。この後昭和44年にあのCB750Fourが発売されることになる。

(CB450K1諸元)
全長    2115mm
全高    1090mm
車輌重量  175kg
総排気量  444cc
最高出力  45ps/9000rpm
最大トルク 3.88kg/7500rpm
燃料タンク 12.5l

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昭和からデザインが変わらない路面電車。少しだけレトロな路面電車。

幼稚園の頃,私は一人でこの電車に乗ったことがある。紺色のブレザーに半ズボンを履き,白いあごひもの付いた丸い帽子を被り,座席に膝をついて,窓の外の景色ばかり見ていた。次々に変わる町の風景。電車のモーター音。停留所を告げる車掌さんの聞きなれない声。切符を切る鈍色の金属音。何もかもが愉しかった。やがて,かまどから立ち昇る煙突の煙が紅色に染まり,明かりの灯る家がぽつぽつと増えていく。人々の生活を映しながら車窓の景色は流れ,宵闇が町を覆っていった。

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気がつくと,電車は終着所に着いていた。私は自分がどこまで来てしまったのか全く分からなかった。迷子となり,電車会社の待ち合いに連れて行かれた私は,裸電球の下の長椅子で呆然としていた。

とっぷりと日暮れたあの日の私は,まだジョバンニのこともカンパネルラのことも知らなかった。

昭和41年式のボンネットバスです。堂々としたデザインです。レトロな生き物のようでもあります。いすずのTSD40。岩手県で走っていたバスです。乗客の定員は補助席を入れて19名。三角窓があるのが分かるでしょうか。内側からクルクルとレバーを回して開けます。

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エンジンは最近オーバーホールされていて,手入れも行き届いています。エンジンをかけてみると,さすがに大きい音がします。どこか懐かしい音です。うれしそうな音です。

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運転席です。レトロです。ハンドルの真ん中にいすゞのマークがあります。床は板張りです。運転したいです。

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昭和40年代の初めは,路線バスのルートといえども,まだ狭い道も多かった。そんな道では,バスは民家の軒すれすれに走りました。左のミラーが民家の樋と数センチの間隔ですり抜けていきます。子どもの私はただただ「すごいなぁ」と驚くばかりでした。どこか暖かかった昭和です。

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