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昭和の喫茶店

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昭和を思い出させるデザインの手洗い。初めて入ったお店で思わずシャッターを切ってしまった。

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昭和30年代、喫茶店でモーニングサービスというものが始まった。発祥は愛知県らしい。私がモーニングサービスを体験するのは昭和40年代のことだけれど、コーヒーと半分に切られたトースト。そしてゆで卵がひとつ。それで充分だった。あの頃は街に小さな喫茶店がいくつもあったが、今は一軒一軒と閉店してしまい、ファミレスやファーストフードに取って代わられた感がある。あの頃はマスターやママさんと話をするのがひとつの楽しみであったが、今は望むべくも無い。

先日、スティーブマックィーンの「パピヨン」を見た。日本での公開は昭和49年。胸に蝶の刺青をした男の脱獄の物語だけれど、アンリ・シャリエールという人の自伝を原作にしたものだ。男の蝶の刺青を見て、太腿に薔薇の刺青をした娼婦のことを思い出した。そして、今日交叉点で信号待ちをしていると、目の前をミニスカートで自転車に乗った女の子が駆け抜ける。その白い左太腿に蝶の刺青。

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路地トマト

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昭和の頃、庭には実がなるものを植えたものです。無花果などはどの家にもあった。無花果が熟れて、少しはじけたところに蟻が群がる。無花果をもぎる子どもは蟻を手で払ってからかぶりついた。

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庭で赤くなっていたトマトを摘む。雨の夜、真っ暗な中で濡れながら摘む。ついでにと、剪定をしていると、本元の茎を切ってしまって驚いた。大雨の中で驚いた。

トマトの旬は夏である。昭和のトマトは何とも言えない香りがした。友達の農家で栽培している路地トマトを一つもらい、暑い日差しの中で塩をかけて囓ると、夏の匂いがした昭和。

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昭和レトロなデザインの「味の素」の缶です。以前「味の素とハイミーの違い」で紹介した缶よりは新しいものだと思います。

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料理をするときに振りかけたのはもちろんのこと,私は冷ややっこに振りかけたりもしていました。冷ややっこに味の素を振って,生姜とネギを載せ,小豆島の醤油をかけて,いただきます。
昭和のデザイン。アイスクリン。アイスクリンはアイスクリームに比べて、乳固形分・乳脂肪分の割合が小さく、氷菓とされる。そもそも生クリームや牛乳が多くなかった時代をくぐり抜けてきたからではないでしょうか。

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販売されている地域は高知県や沖縄県の一部,横浜市の一部などらしいですが,高知県では普通に売られていますね。氷菓というほど,氷じゃないです。あっさりとしたその味はファンがたくさんいます。

暑い夏の日に,白いISUZU GEMINIに乗って,海岸通りを走っていると,そこかしこにアイスクリン販売のパラソルが立っていて,いつもどこかで買ってしまうのが常だった昭和です。

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★1×1のアイスクリン

ネットで調べると色々な「アイスクリン」があるのですね。知りませんでした。
上は本家本元のアイスクリンです。
昭和レトロなデザインだと思います。土佐山田町の日曜市でラベルが気になって足を止め,結局買ってきました。古いラベルかと思ったのですが,数年前に作られたラベルだそうです。なかなかのデザインだと思います。マルキョー醤油。

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お店の方と話している最中,どこから現れたのか,背の低いおっちゃんが「ここの刺し身醤油はうまい」と何度も私に声をかけたのですが,私は「桐」という濃口醤油を選んでみました。主張のある味をしています。主張があるだけに好みは分かれるかもしれません。
ココアシガレット。昭和26年から相変わらずのレトロなデザインで今も売られています。今は姉妹品として色々な味のものもあるようです。

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色使いがピースの箱と似ていて懐かしい。ピースはあのレイモンド・ローウィによってデザインされました。レイモンド・ローウィはフランスのデザイナーで,色々な国でデザインを手がけましたが,おもな活動はアメリカで行われていたようです。インダストリアルデザイナーとして「口紅から機関車まで」と言われるほど多くのデザインを世に出しました。ラッキーストライク,シェル,ナビスコのロゴマークや汽車や自動車,日用品まで。

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ピースの試作デザインについては「たばこと塩の博物館」が詳しい。



メガネ肝油の広告です。いかにも昭和の広告です。雑誌の広告ですが,会社名が存在しません。そのレトロなデザインはどこか富山の薬にも似ています。

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メガネ肝油の発売は明治17年というから,その歴史は古いです。当時,肝油は輸入されていたものですから,伊藤千太郎商会より発売されたこの肝油が初めての国産ということになります。その後伊藤千太郎商会は昭和33年にメガネ肝油株式会社となります。しかしこの広告は昭和29年の広告ですので,会社名は商品名の後から付いてきたということになります。そして昭和50年にワカサ株式会社に社名変更して現在に至っています。

メガネ肝油の「メガネ」は同社のロゴマークに由来します。明治当初にはハイカラであった鼻眼鏡を伊藤千太郎がロゴマークとして採用したからです。

本来,肝油とはその名の通り,魚の肝臓から抽出した脂のことで,ビタミンA・ビタミンDなどのビタミン群を豊富に含んでいます。肝油は昭和20年代にはスポイトで飲むのが普通だったといいます。私が物心ついた頃にはもうスポイトで飲んだという記憶はありません。小学校の頃は,夜盲症にならないために,と,肝油ドロップを食べさせられた記憶が強いです。あの頃の子どもには,確かにビタミンは不足していたかもしれません。お新香でお茶漬けをかき込んで「はい,ごちそうさま」ということがおかしくなかった時代です。「今日はおかずはないよ」という母親の声を今でも覚えています。
昭和の時代には何にでもふりかけた思いが残る味の素。昭和レトロなデザインの缶です。真ん中のお母さんがいいですね。ふりがなが「あぢのもと」となっていますから,昭和20年代のものでしょうか。

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明治41年東京帝国大学教授の池田菊苗博士が,出汁昆布のうま味の正体がグルタミン酸であることを突き止めたことからうま味調味料の歴史は始まります。そしてその翌年には味の素が発売されたというから驚きです。

突然ですが,疑問があるのです。味の素とハイミーはいずれも味の素株式会社の製品ですが,違いは何なのでしょうか。味の素のページを見ると丁寧に答えが載っていました。

うま味調味料「味の素®」は、昆布のうま味に代表されるグルタミン酸ナトリウムに2.5%の5'―リボヌクレオタイドナトリウム(しいたけやかつお節のうま味成分)を配合したものです。食材のおいしさを引き立てたり、料理の味をととのえる基本的な調味料として、下ごしらえから仕上げまで味の補いとしてあらゆるメニューにお使いいただけます。

「うま味だし・ハイミー®」は、前出の5'-リボヌクレオタイドナトリウムが8%加わり、うま味調味料「味の素®」よりうま味が強く、かつコクがあります。「うま味だし・ハイミー®」は、汁物や煮物のだしとして、お使いいただけます。中華でもこってりとした料理やとろみのあるスープ、味噌を使った料理、野菜をじっくり煮込む料理、吸物、酢によく溶けるため酢の物の調味などに適しています。

「うま味だし・ハイミー®」の方が少量でうま味をきかせることができます。

むむむ・・・少しだけ分かったような夏の夜

昭和でなければ決してできないレトロなデザインです。

肝油ドロップ。ドロップだったのかな。もっとプチュプチュしたものだったという思い出がある。ビタミンやカルシウムが入っているサメやクジラの肝臓から抽出した油。夏休みの前日,通信簿をもらった後で肝油の缶が配られた。あれは親が買っていたものだろうか,それとも全員に支給されていたのだろうか。覚えている缶のデザインは河合のもの。

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